【イギリス発の青春群像劇】ハートストッパー、日本の正統少女漫画様なマイノリティ少年の恋物語

久しぶりに欧米系のティーンエイジャー青春群像劇をみました。

欧米の青春群像劇の印象はまだ10年以上前のgossip girl(ゴシップガール)とskins(スキンス)みたいな青春ホルモン爆発のソープドラマか性愛麻薬とか満ち溢れたドロドロの内容が印象的でした。

先週にネットフィクスでリリースしたハートストッパーを機会に、欧米ティーンエイジャー青春群像劇の印象はアップデートされました。目に疑いような日本の正統少女漫画様な内容でした。特に、撮影手法や感情的な描写とストーリー展開は、日本の少女漫画を感じさせた

 

ハートストッパーはイギリスの人気BL漫画の実写版である。

www.youtube.com

ドラマ全体のストーリ展開はスムーズ、いくつかのシーンには対話がなく、画像と音楽をフィットして物語に合うように使用されており、見ている側は物語の世界に浸る感覚を与えられた。 ティーンエイジャーたちは自分自身を探求する過程、恋愛と友情への気持ちの葛藤、全てが愛しい。

 

従来の欧米のドラマと比べて、日本の正統少女マンガのような物語展開、プラスポップかつ繊細な感情描写は凄く新鮮でした。 主人公のチャーリは自分が同性愛者である事で、恋相手のニックと仲間たちに迷惑をかけているかとついついマイナス思考になりがち。日本の伝統的な少女漫画で物事が起こったときに自分を責める主人公と非常によく似ています。 また、恋相手のニックの性格も正統少女漫画の中の王道な優しい男性主人公キャラ。これは、以前の青春ホルモン故の性への好奇心と大人の真似事(金、麻薬、性愛)をする描写を重視な欧米青少年群像劇とは大きく異なります。

ポスターから見てもわかりやすい、ハートストッパーはGossip girlskinsとの違い。

インターネットの急速な発展が価値観に変化をもたらしたかどうかはわかりません。人々は多様なコンテンツやテーマを見ることを好み、また、インターネットなどの技術発展から、 生活のリズムがどんどん速くなり、人たちも刺激より癒しなドラマを求めているかもしれません。